桑野造船株式会社
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オール角度測定法

“漕ぎやすさ”に大きな影響を与えるブレードのカバー角。
オールの角度ここでは、カバー角を決める要素の一つであるオールの角度を測定する方法を説明します。ブレードの種類によって、方法が若干異なりますので、お使いのブレードをご確認ください。
用意するもの
角度計
水平計など水平がとれるバー
サポート用ブロック
カッターナイフ又はやすり
設置方法
まずは、水平計などの水平がとれるバーを、安定した作業台に固定し、水平であることを確認します。次に、サポート用ブロックををもう一端に置いて、オールのハンドルが作業台から離れるようにします。
オールはブレードの種類によって、以下のように設置します。


<スリックブレード>
スリックブレードブレード先端とバーを約6cm離して、表側を下にしてバーの上に置きます。

このときブレード下のバーとオールの軸が直角になるようにします。 L尺を使うと分かりやすいでしょう。

<ビッグ/マコン/スムーシ2/Fatスムーシー2>
ビッグブレード・マコンブレードの角とバーを約2.54cm離して、表側を下にしてバーの上に置きます。

このときブレード下のバーとオールの軸が直角になるようにします。 L尺を使うと分かりやすいでしょう。

<スムーシー1/Fatスムーシー1>
スムーシーバーをブレードのエッジと平行に置き、エッジから約7.62cm離して、表側を下にして置きます。

このとき、ブレード上部の曲がった部分がバーの上に乗らないように、平坦な部分で支えます。
測定方法
上記のようにブレードを水平に設置した後、スリーブに角度計を置いてオールの角度を測定します。
全体図

このとき0°ならオールの角度は0°です。
ただし、スムーシー1/Fatスムーシー1はブレードの特性上、『0°』ではなく『−3°』に調整します。
スムーシー以外の角度
スムーシーの角度

もし角度が正しくない場合はスリーブの高い側をカッターナイフの背か、ヤスリ等で削って調節します。1°を調節するのに削る高さは約0.5mmです。
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