桑野造船株式会社
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ボートオールカヌー・ドラゴンボートパーツ関連商品コース・施設記念品コラム
 
オールのカバー角の調節
ブレードが水に入るときの角度は“漕ぎやすさ”に大きな影響を与えます。
このカバー角はこれから説明するいくつかの要素を総合して決まります。いろいろためすことで、自分にとって漕ぎやすい角度を見つけることが大切です。
ローロックの角度調節
ピンを軸として回転するので、ピンの角度が0度であれば、ストロークの全範囲(キャッチ〜ミドル〜フィニッシュ)で一定のカバー角が得られます。 
  1. ローロックの構造で、もともと4度の固有角を付けて製造している。
  2. ブッシュにより、+3度〜−3度まで角度を調節できるため、1の固有角と合わせて、結果的に+1度〜+7度までの範囲で調節可能となる。
  3. 右の図で、A側のブッシュ番号が総合角度になると考えれば便利。
    ピン角度 ローロック
    自身の角度
    ブッシュ 総合角度
    A側 B側 付与角

    (垂直)
    4° −3° 1°
    −2° 2°
    −1° 3°
    0° 4°
    +1° 5°
    +2° 6°
    +3° 7°
  4. ピンが傾いていると、ローロックの角度にピンの傾き角度が加算される。ただし、ストローク位置(オール振り角)によって、その影響度が変化するので、これによるカバー角の調節は注意を要する。
オールの固有角
ブレードとピボット間の角度は製造時に決まります。ストロークの全範囲で一定のカバー角が得られ、通常は0度で製作されています。
オールの固有角は、温度や経時変化などでシャフトがドリフトしたり、ピボット部の摩耗などによって、角度が変化することがあります。したがって、時々チェックすることが必要です。
オールの固有角測定法は オール角度測定法をご参照ください。

注文時から角度を付けることも可能ですが、角度を付けると、他のポジションで使うのに不便なこともあります。したがって、オールに角度をつけることは稀です。

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