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◆代表的な選手の総合効率(パワー損失比)エルゴの記録は、毎年コンセプト社から世界ランキングとして発表される。オリンピック等の世界上位は、エルゴ成績でも世界上位にあり、スカルタイムや体重等もわかりやすい。代表的な選手に関して以下にピックアップしてみる。(記録は1999〜2000のデータ、スカルは静水推定)
これから見て、スカルの技術到達の最高レベルをβ = 0.1, η= 0.1にとって、 (1-β)(1-η) = 0.81を通常到達限界と考えておくことにする。 (β, η)limit = (0.1, 0.1) のように表記するとわかりやすい。 この表記方法を用いて、各漕手の技術レベルを表すと、 D.Takedaはバランスロスβは最高レベルに到達しているとして、 (β, η)T = (0.1, 0.12) R.Waddellは、オリンピックチャンピオンであり、η = 0.15にはきているはずとして (β, η)W = (0.14, 0.15) N.Matsunoは、感覚的にη = 0.2と考えると (β, η)M = (0.27, 0.2) となり、推定誤差はあるとしても、配分上の違和感はない。 R.Waddellは、オリンピックチャンピオンではあるが、D.Takedaから見ると、バランスロス4%、ブレードロス3%の改良の余地がある。しかし、これらの技術的課題を乗り越えて、パワーで漕ぎ抜くパワースカラーと言えよう。 N.Matsunoは、D.Takedaに対して、バランスロス17%、ブレードロス8%と大きな差があり、またR.Waddellに対してもバランスロス13%、ブレードロス5%の差がある。スカル漕ぎとしては、技術的に初歩レベルで、持てるパワーを生かせていない状況にあることがわかる。 |
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